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(July 24, 2005 : Strawberry Fields, Central Park, NYC, NY, USA)

ジョン・レノンとインターネット


(ブロードウェイで上演中の "Lennon" のポスター。あ、ついでに写しているのは、明日観に行く「オペラ座の怪人」"The Phantom of the Opera" のチケットです。)

ニューヨークのセントラルパークの西端に、毎日世界中から訪れる沢山の人が静かにベンチに座っている一角があります。
それは、すぐそばのダコタハウスの窓からいつもジョン・レノンが見下ろしていたあたりで、ジョンがアメリカの暴力にその命を絶たれた(1980年)後、オノ・ヨーコがそこを買い取って、"Strawberry Fields" と名付け、"IMAGINE" というモザイクの石碑を地面に埋め込んだのでした。


(2004年8月)


(2005年5月)

ボク自身は諸般の事情でアメリカを訪問することが 10年ほど途絶えていたのでしたが、事情が変わって、2004年以来立て続けに3度ニューヨークを訪れる機会に恵まれ、その旅毎に何をさておいても、まずこの "IMAGINE" と、そこに誰かしらがそっと供えているバラの花を写真に撮ってきたのでしたが、
今日、すごく感動的なことを経験しました。サブイボものの凄さです!



なんと今回は石碑そのものの周辺に工事中の柵が設置されていて、そこにバラはなく、その脇に上の写真のようにバラが供えられていたのです。それで、その写真を撮っていると、なんとなんと、ベンチに座っているおじさんが、「あなたは何者か?そんなに熱心に時間をかけて IMAGINE を写している人は見たことがない。2ヶ月前にもあなたはここに来たよね?」と話しかけてきたのです!

「あんたこそ、何者か?」と尋ね返すと・・・
じつは、自分は、 Gary という者で、本名は Ayrton. F. Dos Santos Jr. というが、人は "Mayor of Strawberry Fields" (ストローベリー・フィールドの市長)と呼ぶ、という。
「なぜなんだ?」とただすと、
生きていれば 65歳になっているはずのジョンをしのんで、ここ 13年間、一日として欠かすことなく、ジョンが大好きだったバラの花をいろんな色と形で IMAGINE の上に供えてきたんだ、と。

視線を落として、ボクは感動で身震いしました。なんと、男の両膝の皮膚がなく真っ黒につぶれた肉が見えているのです!
毎日欠かすことなく石碑の上に這いつくばってバラをアレンジしてきたのですね。

「なぜ 13年前から?」という問いかけをしようとしたとき、右横の黒人の青年が、「それはきいてやらないことだ」とさえぎって入ったのでした。

わかった。とボクは納得し、アドレスを紙に書いて渡しながら、インターネットで今日のことを書くから見てくれ、というと---
「ジョンが生きていたら、たぶんインターネットには近寄らなかっただろうね」と Gary。
それを巡って、周りにいた 5人あまりが、「ジョン・レノンとインターネット」という大論争に発展したのでした。「今もほらあそこのダコタハウスに住んでるヨーコをここに呼んでこようよ」とまで。また、「エルビスだったらきっとインターネットのブロッグなんかやってるんじゃないかな?」とか。
「ジョンが PC 使うならぜったいマックだよね」とボクが言うと、話に入ってきたフランス人の青年が「そのとおり!エルビスは Windows派だよ、ぜったい」と。 話は発展して、「Windows の総大将のビル・ゲイツ自身が実は熱烈なマック・ファンだよ」というブッチャケ話をボクがすると、「それなら、俺もトッテオキの話をしてやろうか、エルビスは、反戦平和を歌うヤワな輩は許せん、というメッセージをニクソンに送って、その手紙にはピストルが添えられていたんだぜ」という過激な議論に展開したのでした。

ボクは英語できちんと議論できる力を備えるような人生を歩んできたことを、今日ほどうれしく報いられる思いを持ったことはかつてありませんでした!!

すご〜〜〜〜〜い、一日でした。

(2005年7月24日記す)

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